※諸般の事情で消えるかも知れない記事です。
こっそり自家醸造をしている。日本では違法である。
なぜ違法なのか。それは酒税を取るためである。
日本では1%以上の酒を許可なく製造すると違反になり、重い刑罰を科される。
実際にそんな目に遭った人は殆ど居ないようだが、露骨にノウハウを上げてたりすると捕まったりするようだ。(しかしそんな人は殆どいない)
↓参考実例
他の記事では、この漫画家に対し反省が足りないなどと言っていた人が多数派だった。
↓こんな感じ。
違法とわかっててやってるんですよね?
— にんにく@ドラクエ10 (@DQX42736102) 2020年8月10日
違法とわかっててネットで拡散してるんですよね?
頭大丈夫ですか?
税務署来なかったら今でも平気な顔して作ってるんですよね?
頭大丈夫ですか?
面白おかしく描かないでくださいねって言われたり、影響力について考えてって言われたのに、それをまったく考えてなさそうな漫画で正直不快。
— NG@星5呂布祈願中 (@NG18351115) 2020年8月10日
漫画的表現のせいか反省の色も無さそうに見える。
法の抜け穴を教えるかのような後付け文もあるし、本当に反省しているだろうか。
酒税は年間1兆円が徴収されており、市民レベルで声を上げてる人は居るが、議員が働きかけるといった流れにはなっていない。許可取ってどうこうというのもめんどくさいので、このままでも良いのかも知れない。
ここで酒税の内訳について考えてみる
これによると、酒税は税収全体の1.2%であり、年間で約1兆2907億
らしい。
酒販免許の取り方
一般人にはまず取れないと考えて良い。
具体的には下記リンクに網羅されている。
場所、人の要件、経営の要件、需給調整(製造量)の要件 の4つが必要。
ちなみに自家醸造許可というものはないようである。どぶろく特区といって、規制を緩和して自家醸造を許可している地域もある。
なぜにこのように過剰な規制が常態化しているのか。尤も、他の国でも自家醸造禁止を行っている国はあるようだ。やはり税収だろうが、よその国だとメタノールによる死亡事故が絶えないのはちょっと不可解ではある。
日本ではメタノールの危険性は意外と知られている。僕も”目散るアルコール”の逸話を聞かされて育った世代である。
↓黒玉製造工場。
自家醸造禁止の国
我が国。他にもあると思うが見つからなかった。
自家醸造合法の国
アメリカ、ベルギー、中国、フランス、ドイツ、イタリアその他の国。
多分ロシアも合法とみられる。
コロナウイルスは日本にも広まり、その間こっそり作っているような人も居るようである。作り方はググればいくらでも出てくる(※1)。少なくとも製造法は非常に簡単で、秘密でもなんでもない。あくまで日本では違法であるだけだ。
そしてその理由とは健康や安全上の理由という訳でもなく、税金を徴収するためなのである。
※1 つべやニコニコにもたまに上がってる。
酒税は年間一兆円と聞くととんでもない額だと思うかも知れないが、現実は全くそんな事は無い。年間60兆円は普通に徴収されてる。全体の1.2%である。
自家醸造で作れるのは、個人レベルだと度数20度ぐらいまでで(酵母菌が死ぬから)、
それ以上は蒸留して濃度を上げる技術が必要になる。ロシアやアメリカだとそういった密造を個人がやってるらしい。
密造酒で人が死ぬことがあるのは、主にこの蒸留の過程でメタノール濃度を濃縮させてしまう為であると思われる。安全なノウハウが未成熟なのだろう。雑菌混入や食中毒の心配もある。
ときどき、正真正銘の毒物であるメタノールでアルコール度数を上げようとする海外のアホ業者が居るようである。
↓Amazon Primeで見れる
日本で個人レベルで自然にジュースから発酵させる場合、メタノールが作られる恐れは極微小となり、割と安全に飲める。濃縮還元のように、食物繊維を含まないジュースが望ましいだろう。
↓自分のがTwitter検索で出たので貼っておくが、度数は1%未満である。
観察日記。
— ひつじ人間@` ᴥ ´@ (@sheephuman) 2021年2月12日
酵母ジュースです。 pic.twitter.com/H6fHZA9VSR