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将来的にマンガ海賊版サイトを潰すために取るべき7の施策

 

 実際の話、わざわざ僕のような人間が考えなくとも議論され、既に実行されている施策は多い。なので、未だに不十分と考えられる対策や、未だ実現していないか、存在していないと考えられる施策について論じていく。

 

 

 

↓個人的にRTした星野ロミの楽しいポスト。

 

 

 

検索流入を減らす

 検索流入を減らすというのは最も単純で、効果的な施策と考えられている。1つや2つではなく、幅広い範囲で海賊版サイトに繋がる検索結果を排除しなければならない。

 最低でも、検索結果のランキング10には無くなっているべきである。

 

2024年02月20日 09時00分

海賊版サイトをブロックしたら正規コンテンツの消費量が上がったという研究結果

gigazine.net

 

作品名 + raw だとか圧縮ファイル名、更にサイト名そのものを入力したときに出る結果を排除すべきである

 検索エンジンgoogleだけではなく、あまり知られてはいないがプライバシーに配慮すると謳っている検索サイトも存在するが、まずはgoogleに対処してもらうのが最も現実的である。

 

画面キャプチャーを阻害するような仕組みを作る

 スマホアプリ等では既に検知してbanする仕組みがあったりするのだが、全てではないし、PCで閲覧する際にその仕組みを採用していると思われるのはマンガ図書館Zhttps://www.mangaz.com/)ぐらいである※1。

 

マンガ図書館Zでは、非アクティブ時に画像をマスクをする仕掛けが施されている

 

※1.古い作品しかないのであまり面白いとはいえないし、探さないといけない

 

TVチューナーのWIdowsアプリ

Io DataのTvチューナー、GVMVP-Fz(https://www.iodata.jp/product/av/tidegi/gv-mvpfz/)のアプリはWindows上でのキャプチャーを完全に妨害しており、如何なる方法でも画面キャプチャが出来ない。この事から、技術協力をしてもらうのも有効である※2。

 

 

※2.一体どうやっているのか前から興味があった

 

3.特定のIPアドレス範囲に限定したサイトブロッキングを行う

アドレス範囲の限定は結構手間がかかるし、技術的にも回避されやすそうなのだが、とりあえず容易な範囲からやっていくべきかと思われる。

 

未だに実現していないと思われる施策

 当方でもまだ全て調べた訳ではないので多少推測にはなるが、未だに実現がなされていない施策について述べていく。

 

1.違法ダウンロードの摘発という前例を作る

未だに実現できていない。前例というのは重要であり、最も悪質な人を選んで摘発すれば心理的にも抑制しようという意識が働きやすい。正論だけを言い続けていても意味がないのである。

 

誰を摘発すべきなのか?

なるべく極端に悪質な事例がいい。例えば、24時間休みなくダウンロードしていたり※3、そのサイトへのリンクを貼っていたり、そのサイトの名前を教えて検索するように唆す行為であったりである※4。

閲覧を幇助するようなiphoneアプリも出回っており、これも候補になる。サイトルールの取引が行われたりもしている。

 

※3.そんなのは余程の引きこもりだけだろうとは思う

※4 Twitterでサイトルールが取引されたりしている。サイトルールはWebの専門知識がないと作れない。これを使うと、複数のサイトを登録して広告なしで海賊版マンガリーディングサイトを閲覧出来る。

 

2.配信されるマンガ画像にWater MarkやQR Codeを付与する

ウォーターマーク海賊版サイトのマンガ画像に付加され、使い回されたりしている。

マンガ作品のページにQR Codeが付与されたという事例は見たことがないが、そろそろ付ける事を考えてもいいのではないかと思う。

 

QR Codeに書き込む場所やその内容

 マンガ作品に溶け込ませる事は実際には難しいかもしれないが、以下の事例がある。

https://www.qrcode-tiger.com/ja/hidden-qr-code

知恵を凝らしてほしい。

 

QR Codeには、配信時に日付や固有のCodeを付加し、いつどこで購入されたものなのかを分かるようにすると良い。

 

マンガ家自身がデジタル配信されるものに符丁を入れる

 ある特定の時間、特定のページに対してのみ、誰にも分からないような符丁を入れておくのがいい。One Peaceのような作品はやりやすいだろうし、キャラの顔の角度を微妙に変えたりしてもいい。

 

3.配信データの一つ一つにNFTを付加する

 このような仕組みを構築する事自体にかなりのコストがかかると考えられるが、将来的に検討すべきである。NTFを付加したものをキャプチャー不可能にする必要も当然あるし、将来的には主要なCronium系ブラウザに、NTFトークンを保持していないと画像を閲覧できないようにする仕組みや規格を策定すべきである。

 

NFTとは何かをマンガでもわかりやすく解説、なぜデジタルデータに数億円の価値が付くのか? https://www.sbbit.jp/article/fj/60992

 

 

NTFが広まっていないのは、あくまで大きな社会的枠組みによる価値の保証がなされていないからである。ブラウザやビューワーというインフラの整備を十分に行う事が出来れば、今後のスタンダードになっていく事は十分にあり得る。

 

4.著作権に配慮した新しい画像規格の策定

NTF以外にもセキュリティが必要であり、画像を識別するための新しいMeta Dataや色相情報を保持した画像規格が必要である。また、画面キャプチャーしたときにその色相情報も入っているようにする。肉眼で識別できない色相情報がシグネチャになって、どのような経路で画像が流通するかを特定出来るようになる。

 

画面キャプチャーというジャンルに今後制限を加えていく事も必要である。

 

 

あとがき

最近考えたネタを出してみました。

この問題は、作家とか出版社の痛手ではあるけれども、それだけでは弱いんですよね。

あくまでIT技術により侵害されているのだから、IT技術で解決しないといけない面がどうしても出てくる。

考えられている範囲も遥かに狭い。これでは上手くいくはずがありません。

これらは経済全体の産業構造や、年代毎の人々の価値観の変遷を通して語られるべきであり、更にはOS界、ソフトウェア業界まで範囲が拡大されるべきなのです。

 

日本の有名作品が狙い撃ちされている現状は海外の人々から、「日本は緩いし対応が遅い」と見做されています。感情論だけでは何も解決しません。

 

また、単なる作家個人、創作界隈、創作文化の問題だけではないと考えていますが、これについてそのうち論じて行こうと思います。